Story of Ikaho
いかほ物語り
榛名山の火山活動により湧出したとされる温泉は垂仁天皇の時代に開かれたとも行基によって発見されたともいわれています。「万葉集」や「古今和歌集」には「伊香保」の記述があり、「伊香保温泉」は西暦1300年代の南北朝時代には伊香保に温泉が湧いていると当時の書物「神道集」に記述されています。戦国時代(1576年)には甲斐の武田勝頼が長篠の戦いにて負傷した兵の傷を癒す為に真田昌幸に命じて温泉を整備させました。勝頼は伊香保温泉を負傷兵の療養地として利用しましたが、この頃に石段の温泉街ができたとされています。石段の下に温泉が通り、その周りに商店、旅館が立ち並ぶ現在の姿は、日本最古の温泉リゾート都市計画の地とされております。